海へと続く坂道、重なり合う古い屋根、遠くに浮かぶ島。夏の汐待町を描いた風景イラスト。
SHIOMACHI / SUMMER ARCHIVEREEL 01 — 08.01

郷愁青春群像ノベル

汐待町、
最後の夏

THE LAST SUMMER IN SHIOMACHI

あの町を、
どんな物語として残そう。

僕たちはみんな、
同じ町を見ているつもりだった。

SCROLL TO REMEMBER海と山のあいだ。
どこにでもある、ここにしかない町。
35mm SHIOMACHI, THE LAST SUMMERこのフィルムには、まだ結末がない。01 / 04
PRODUCTION NOTE制作ノート

汐待町への、小さな入口ができました。

作品について

01 STORY

物語のはじまり

THE FILM IS STILL UNFINISHED.

坂道から見下ろす汐待の港
夏の撮影記録 No. 001汐待町・海へ続く坂道
汐待 オリオン座8.31最後の上映まで

忘れていた。
この町は、こんな匂いがした。

なくなる町で、
終わらない映画を
撮ろうと思った。

十二年ぶりに帰ってきた、海辺の町。
亡き祖父の写真館に残されていたのは、
最後のページが破られた脚本と、一本の未完成映画。

町にひとつだけ残った映画館「オリオン座」は、
八月三十一日を最後に、その扉を閉じる。

町を出たい澪。町に残りたい凪。町を変えたい灯。
そして、まだ何も選べない僕。

僕たちは、その映画の続きを撮ることにした。
同じ風景に、違う未来を見ながら。

これは、町の記憶を編集する、
ひと夏の物語。

02 CHARACTERS

同じ町、違うまなざし

四人で撮る。
ひとつには、ならない。

出ていくこと。残ること。変えること。
故郷を愛する方法は、ひとつじゃない。

透がカメラを向ける海辺の町VIEW 00 / THROUGH THE FINDER
「どこにいても、
その場所の人間になれない。」
人物のまなざしを、風景で描く。
00

カメラを持つ、帰郷者。

春日 透 かすが とおる

17歳 / 高校二年生 / 撮影担当

祖父の遺品を整理するため、十二年ぶりに汐待町へ戻ってきた。覚えているのは潮の匂いと、暗い映画館。どこにも居場所を持てずにいた彼は、祖父のカメラ越しに、もう一度この町を見つめはじめる。

FILM NOTE

肉眼では気づかなかったものが、
ファインダーの向こうにある。

03 LOCATION

汐待を歩く

観光名所じゃない。
誰かの、いつもの場所。

海と山に挟まれた、人口およそ一万一千人の港町。
撮影ノートを片手に、少しだけ歩いてみよう。

SHIOMACHI LOCATION NOTES
※ 配置はイメージです
LOCATION NOTE 01

映画館「オリオン座」

僕たちの、最後の上映場所。

昭和三十年代に建てられた、町にひとつだけ残る映画館。色褪せた赤い椅子。壁の雨漏りの跡。観客が一人の日も、時間が来れば映写機は回る。

「映画ってのは客の数で始まるんじゃない。時間が来たら始まるんだ」

八月三十一日、閉館予定。

04 EDITING ROOM

記憶の編集室

A LITTLE INTERACTIVE EXPERIENCE

あなたなら、
何をフレームに残す?

同じ場所にも、いくつもの物語がある。
気になる風景を、好きな順番で選んでください。
三つのカットで、あなただけの小さな上映を。本編の編集システムをイメージした、サイト限定のミニ体験です。

0 / 3 CUTS SELECTED

あなたの夏は、まだ白紙です。

A NOTE LEFT IN THE PROJECTION ROOM

「まだ途中なら、
私たちが続きを選べる。」

鳴海 灯
TO BE CONTINUED, BY YOU.

INFORMATION

この作品について

なくなるものを、ただ美しく懐かしむだけではなく。
その場所に生きる人たちの、矛盾ごと残す物語。

作品名
汐待町、最後の夏
ジャンル
郷愁青春群像ノベル
町の記憶を編集するアドベンチャー
想定プレイ時間
全ルート合計 30〜40時間(企画段階)
公開時期・対応環境
未定
制作状況
企画・コンセプトサイト制作段階
PROLOGUE / WEB READING

REEL 01 — THE RETURN

帰ってきた町

春日 透